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「実家置いてあったドキュメンタリー育児コミック『ママがんばって』から~思い出すこと」

ぼくが調布時代の92年1月、障碍児の子ども会や保護者の方々、手話サークルの仲間たちと創設した地域福祉NPO「調布を耕す会」(任意団体)で、事務局長として組織作りを担いました。

創設時運営するみなで検討し

【調布を耕す会とは】

「障碍のある人たちが、地域社会で豊かに生き生きと暮すことができる環境こそ男女を問わずお年寄りから子どもまで豊かな人生を享受しうる本来の地域社会の姿だと考えます。
そうした認識にたち、障碍をもつ人たちが調布という地域社会で個性豊かに生き生きと暮らすことのできる「場」や「しくみ」ともにつくっていきたいと考え、幅広い市民参加による地域福祉事業・活動を行なっていこうとしている民間非営利団体です。」

と謳いました。

ミッションを実現していくため、創設の言い出しっぺで副代表となった亀田さんが、通所作業所『しごと場 大好き』を最初の事業として翌年93年4月に開所・所長を担当し、夫婦で最初の専従職員をなり、93年度24時間テレビチャリティー委員会から寄贈されたハンディキャブを活かし、続いて94年4月にぼくが事務局長兼務で移動サービス事業を始め、身体を壊して辞めざるを得なかった2001年3月まで専従職員となりました。
96年4月には第2作業所として「Cafe 大好き」を立ち上げ、専従正職員も7名、年間予算(会の一般会計、3事業会計の総額が5700万円ほどになりました。

移動サービス事業を通して調布市の福祉タクシー券制度を要綱に謳われた目的に則って、営業タクシーだけではなく、非営利団ねん体が実施する移動サービスにも適用するよう市の担当者と協議を続けて、1年間実績を示し、改正案も出し、タクシー会社も納得してもらい要綱を改正できました。
本来は地域の公共交通すべてで利用できる’移動サービス利用券’を目指しましたが、当時はタクシーの基本料金や加算料金に対応した’福祉タクシー券’を共通の500円券と100円券に換えて、営業タクシーも非営利移動サービスも自由に選択利用できるようできたのが精いっぱいでした。

これには委員として調布市地域福祉計画策定や社協の地域福祉活動計画策定にも関わったり、イベントなどで協働していたことも、福祉など行政職員の方々との信頼関係の醸成あったのかもしれません。
いまはNPO法人となっている「全国移動ネット」の創設時に関わり、役員も担当しました。

調布を耕す会の移動サービスは、いわゆる車いす利用の障碍者などに対象を制限しませんでした。
宿泊旅行もできましたので、遠くは長野経由佐渡島というのもありました。
現在も大半の自治体やそこから補助を受ける自治体社協などの実施するサービスは、利用者を住民に、通院だけなどの限定しています。
しかし、移動の不自由・障碍は本人の身体的理由などによるだけではなく、社会がつくりだしているものでもあります。移動サービスはもともと当事者が自ら社会参加の手段として始めたものですので、非障碍者がその利用制限をむやみに課していいとは思いません。
ですから利用者(お客さん)には、調布を耕す会の会員になっていただく条件だけはお願いしました。
道路交通法などの白タク問題、さまざまな制限をクリアするため、やむを得ない措置でした。
ただ、こうした取り組みは周辺自治体だけではなく仙台市など大きな自治体担当課からも直接問合せをいただき、ある程度波及効果があったと思います。現在はどうかわかりませんが・・・。

表題のコミック『ママがんばって』(小学館、1995.2~)はそうした利用者の一人のお母さんが障碍のあるわが子のことをドキュメンタリータッチで描いたものです。
ぼくも寄贈いただきましたが、2冊目でぼくもちょこっと登場しました。
40歳の時のぼくですが、漫画は実物よりかなり若く描いてもらっています。(^^ゞ

耕す会は辞めざるを得ませんでしたが、辞めるときに翌年の予算編成を済ませ、すべての借金(市民債権10年無利子償還2次計670万円ほどを、引き当て積み立てを毎年きちんとしてましたので前倒しし)の返済の目途をつけました。法人化する予定でしたので借金を抱えておくわけにいきませんので・・・。現在は社会福祉法人となり、2つの作業所だけではなく、最初の計画にも位置づけた親亡き後、地域で暮らし続けられるよう小規模グループ事業も始めています。

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身体を壊したとき、一人暮らしで夜目を閉じるのが怖い「あす朝生きて目覚められるだろうか」と思う日々が一か月ほど続きましたが、なんとか死なずに今でも生きて(生かされて)います。
生かされている人生、まだやることはあるなぁ、と思っています。

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